正しい仏教を選ぶために、お釈迦様の教えを学びましょう(平成29年8月分法話)
お釈迦様の出発点は、
人々が人生の苦しみから逃れることでした。
それは有名な「四門出遊(しもんしゅつゆう)」のお話で紹介されています。
お城の東門を出ようとすると、そこには「老人」が。
西門を出ようとすると、そこには「病人」が。
南門を出ようとすると、そこには「死者」が。
そして北門を出ようとすると、そこには「修行者」が。
最初の三門は、私たちの苦しみをお釈迦様が確認されたことを表します。
即ち、「生老病死」これを四苦(しく)と言います。
「この苦しみから解放されるためにはどうすればよいのか?」と、
その答えが、最後の北門の「修行者」です。
その結果、お釈迦様は
王子の位を投げうって、問題解決を目指して修行の旅に出られました。
修行の途中、色々ありましたでしょうが、
悟りを開く(問題を解決する)前に、それまでの修行(苦行)を捨てて
少女から差し出された「ミルク」を飲み、体力を回復され、
菩提樹の下で座禅を組み、静かに瞑想されて、
ついに、「悟り」を開かれたと言われています。
しかし、その悟りの内容は難しく、
世の人々に理解されないであろうと思われ、
悟りの内容を、人々に広めることをためらっておられました。
その時、梵天が現れ、
悟りの内容(仏教)を人々に説かれるように懇願され、
お釈迦様は、直前まで一緒に修行をされていた5人の比丘(びく)の元に行かれ、
悟りの内容を分かり易くお話されました。
その時のお話が、
「四諦(したい)八正道(はっしょうどう)」と言われる教えでした。
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