仏教は最善の「善いご縁」(平成29年7月分法話)
仏教は、2500年前にお釈迦様によって開かれた「私たちが幸せになる教え」です。
この仏教は、私たちにとって最善の「善いご縁」であると思います。
しかし、2500年前の教えが、現在の私たちの役に立つのか?
日本の仏教は「葬式仏教」で、死んだ人の為のものではないのか?
等々、色々な疑問があると思います。
お釈迦様は、「私は真理の発見者」であり、「真理を指し示す」と言われています。
そして、私たちが幸せになるための教えを説いて下さったのです。
私たちが求める幸せ(真理を悟る)は、昔も今も、常にあるのです。
そして、不思議なことに、お釈迦様が亡くなられた後も、
仏教界には偉人が輩出されます。
そして、その土地、その時代にふさわしい教えを説いて頂いています。
ただ、残念なことですが、私たちは、
その正しい仏教の教えを理解することが難しく、
教えを理解しても、正しく持ち届けることが難しく、
そして、教えのままに実行することが難しい凡人です。
その凡人の姿を見て、これが仏教だと勘違いして頂きたくないのです。
今の私たちの為にも説いて頂いている正しい「仏教の教え」はあります。
その教えを「善いご縁」にして頂きたいと思います。
本来、仏教は今生きている人の為の教えです。
しかし、今生きている人が救われるなら、幸せになれるのなら、
亡くなられたご先祖様も、この仏教の「善いご縁」に会えたなら、救われるだろう。
幸せになれるだろうと、ご先祖廻向をするようになったのではとも聞いております。
正しい仏教は、今生きている人にとっても、
亡くなられているご先祖様にとっても、
「善いご縁」であるのだと思います。
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