目標に向かうとき、どのようにして達成する?(平成29年6月分法話)
人生における目標は各自で異なると思います。
私は「真実ご法のおみのりを授かること」すなわち「成仏(仏に成る)」です。
目標に到達するために、二通りの道があります。
一つは、自分の力だけで目標を達成する道。
もう一つは、他の力も借りて目標を達成する道。
このいずれを選択するか、自分の中で確認しておくことが、先ずは大事だと思います。
その理由は、自分の心の問題です。
人間にはプライドがあり、色々な煩悩があります。
一つの道を決めておくことで、心の迷いが少なくなってくると思います。
仏教では、最初の道を「独覚(どっかく)」と言います。
独(ひと)りで悟りに至るということです。
後の道は「縁覚(えんかく)」と言います。
色々な縁によって悟りに至るということです。
当然のことながら、ほとんどの人は「独覚」とはなりえません。
ほとんどが「縁覚」の道を選ばざるをえません。
そうした時に大事になってくるのが、「縁(えん)」です。
どのような「縁」に会うかによって、天地ほども、その差が出てきます。
それは、考え方や、教えや、人間そのものであったり。
また、色々なグループであったり、団体であったりします。
ですから、次に考えることは、目標達成の為に、自分がどの「縁」を選ぶかです。
よく事前に調査をして、考えて、悩んで、
あるいは、信頼おける人に相談して、
最終的にどの「縁」を選ぶかは、自分で決めることが大事だと思います。
「働けど、働けど、わが暮らし楽にならず」では困ります。
努力して、その結果が苦しむようではなりません。
努力が報われるようにならなければなりません。
その為にも「善き縁」に会えるように努力することが大事です。
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