「牛飼いとガマ」から(令和5年2月法話)
お釈迦様が説法される時、例え話をされることがあります。 抽象的な話では理解できない人もいるからです。 このお話には、数多くの教えが説かれています。 その内の1つを紹介します。 私達は「眼、耳、鼻、舌、身、意(こころ)」という6つの器官があります。 外境には、色(しき)、声、香、味、触、法の6つがあります。 そして、これらの6官6境の相応によって生じる『愛欲』に溺れないことだ。 と、説かれています。
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仏教は、「迷信」だと言われる方も以前はおられました。
「仏教哲学」という言葉もあるように、仏教は非常に合理的な教えです。
現実に目を向けて、現実を掘り下げていく。
そして、色々な問題を解決していく教えだと思います。
上記の教えも、現実に向き合って、私達の迷い苦しみの原因を示しています。
私達の迷い苦しみの原因は『愛欲』であると言われています。
事に当たって、あまり欲張らないようにしたいものです。
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